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ARを使ったプレゼンテーションの可能性

2024.07.11

Sketch up を使用したARプレゼンテーション

株式会社Tanzenでは、これまで家具のプレゼンテーションや納まりの確認には

3DモデリングソフトのSketch upを使ってきました。

通常はお客様の事務所でモニターを使って3Dモデリングをご覧頂いたり

遠隔での打ち合わせの場合は画面共有をして、確認をして頂いてました。

 

最近それに加え、AR技術を使ったプレゼンテーションも試験的に取り組んでいます。

先日、とある什器の試作品の製作依頼がありました。

まずは本製作の前に1台だけ試作品を製作して社内で検討したいとの事。

試作品の図面が決まるまでも3Dモデリングでプレゼンをしていましたが

変更が多く、納期も差し迫ってきまして、、。

しかも、これで試作品を製作しても、まるっきり無駄になる可能性も考えられまして。

こんな時こそARだろうという事でご提案したところ、ご快諾頂きました。

AR拡張子 USDZファイルの利点

では、実際にどのようにプレゼンテーションを行なったか

という事なのですが、今回はこちらで製作したUSDZファイルを

先方の担当者の方にお渡しするだけでした。

USDZファイルとはApple が推進する3D/ARフォーマットで

利点は

アップルデバイスであれば特にアプリケーションなどを入れなくても

直接開けるという点です。

もちろんその反面、アップルデバイスでないと開けないという弱点があるのですが。

 

アップルのこちらのサイトをご覧いただいた方が分かりやすいかと。

PC(mac)でこのブログをご覧の方は、3Dモデルのところにある

スニーカーなどをクリックするとUSDZファイルがダウンロードできます。

ファイルをクリックするとそのまま3Dモデリングを確認できます。

 

iPhone(ipad)でご覧の方は(こちらの方が面白いです)

アニメーションや3Dモデルをクリックしてみて下さい。

*タップしてから読み込みに多少時間がかかるので、タップして待って下さい!

下の画像のように目の前に、ARで宇宙飛行士などが現れるはずです

しかも動いてる!

2本指で拡大縮小ができるので、実際の人間の様なサイズにしたり

デスク上の手乗りサイズにしたりと楽しめます。

ARを使えばこんなプレゼンテーションが可能

ご依頼を頂いたお仕事でのプレゼンテーションでは

先方の担当者の方に、ipadでUSDZファイルを開いて頂き

実際に家具が設置される場所でARを体験して頂きました。

sketch up であれば

ファイル→エクスポート→3Dモデル

でファイル形式からUSDZファイルを選択して書き出すだけです。

お仕事の都合上、実際の写真は掲載出来ませんので

我が家での実験をもとに紹介していきます。

 

現実と3Dモデルを組み合わせることで威力を発揮

ARは拡張現実という意味なので当然なのですが

現実の世界にバーチャルを組み合わせることで威力を発揮します。

その点からすると、我々の仕事では

新築より改修

初期のプレゼンより、ある程度現場が出来上がってきてからのプレゼン

に適しているように思います。

下の画像は、以前ご依頼を頂いて製作をした丸テーブルを自宅に設置してみた様子。

iPhoneのスクリーショットです。

椅子は所有の実物なのですが、テーブルと椅子の重なり具合がちゃんと表現されています。

これぞ拡張現実ですね。

お客様が手持ちの椅子に合わせてテーブルを製作してほしい

というような場合はとても分かりやすいプレゼンになると思います。

 

写真では伝えづらいですが

空間に固定されて3Dモデルが設置されているので

周りを動き回っても常にテーブルはその位置に有り

様々な角度から設置した雰囲気を確認することが出来ます。

iPhoneで下から覗き込むと、当然テーブルの裏面も確認できます。

 

 

3Dモデルでお仕事のサポートを

我々のお仕事は

デザイン事務所や住宅設計事務所、工務店さんなどからの

ご依頼がほとんどです。

ご依頼ただきた物件については、納まりの検討のために

ほぼ全ての物件で3Dモデルを立ち上げています。

早めにご依頼頂きましたら、計画段階での3Dモデルでの検討

プレゼンテーションのサポートなども可能ですので

ご興味がござましたら、ぜひこちらから弊社にお問合せください。

直接メールを頂いても結構です

info(a)tanzen-f.jp

(a)を@に変更ください