京北の家・造作家具解説 L型ソファ編
2023.09.29
デンマーク製の生地で
ソファを作る際にどうしても使用したかった
デンマーク製の生地を使用しています。
Cotil Collection と呼ばれるもので、大好きなボーエ・モーエンセンがデザインに関わっています(Lis Ahlmann との協業)
入手方法が中々分からない中、京都のヴィンテージ家具屋さんが見つけてくれました。
クッションの製作はいつもお世話になっている
京都の村上椅子さんにお願いをしました。
チェック柄は合わせるのが大変でとても苦労をかけてしまったようです。
<L型の造作ソファ>
サイズ:W3190 D3410 H610 (SH230mm)
仕様
本体/ヤマザクラ無垢材 (オイル塗装)
内部/福井県産 杉材(素地)
引き出し/シナベニア
下部には引き出しを
ソファの下には引き出し収納を設けています。
その納まりにもひと工夫があります。
収納をしっかりと設けたいけれども
床面までボックスを作ってしまうとどうしても重たい感じになってしまいます。
それを解決するために、引き出しの前板は高さを低くして
収納のボックスはRをつけた箱として容量を確保しています。
細かすぎて伝わらない納まり
ソファ横には観葉植物を飾れるテーブルを製作しました。
そこでのジョイント方法をあれこれ考えた末に写真のような丸い形状のホゾを試してみました。
弊社が所有するCNCルーターの威力を最大限発揮した納まりです。
半円だと上に抜けてしまうので、円は高さの1/4をカットしたような形になっています